楠本研究室

業績一覧

ホーム業績一覧

ソースコード修正時におけるコードクローンの影響に関する調査 - 複数の検出ツールを用いて -

ソースコード修正時におけるコードクローンの影響に関する調査 - 複数の検出ツールを用いて -
卒業論文, 大阪大学
概要: コードクローン(ソースコード中の同一,あるいは類似するコード片)の存在は,あるコード片に修正すべき箇所が見つかった場合,そのコード片とコードクローン関係にあるすべてのコード片について同様の修正を検討しなければならないため,ソフトウェアの修正に要する作業量を増大させるおそれがあると考えられている.しかし,実際にコードクローンがソフトウェアの修正に要する作業量をどの程度増大させているのかを定量的に調査した研究は少ない.また,既存の研究は特定のコードクローン検出ツールのみを用いて調査を行っている.しかし,コードクローンに厳密で普遍的な定義が存在しないため,ある検出ツールではコードクローンとして検出されたコード片が,別の検出ツールではコードクローンとして検出されない可能性がある.このため,ある検出ツールを用いて導かれた結果がコードクローン一般に成り立つとは限らない,という問題点がある. 本研究では既存研究の問題点を改善するため,複数の検出ツールを用いてコードクローンが修正の作業量に与える影響を調査した.修正の作業量の基準として,他のコードとコードクローン関係になっている部分とコードクローン関係になっていない部分にどの程度の頻度で修正が加えられるか,という点に着目した.もし,コードクローンが修正の作業量を増大させているのであれば,より高い頻度で修正が加えられていると考えられる. いくつかのオープンソースソフトウェアを対象に調査を行ったところ,コードクローンに加えられる修正の頻度はコードクローン関係になっていない部分に加えられる修正の頻度よりやや低いが,統計的に有意な差はみられないという結果を得た. タグ: code, clone, software, maintenance, revision, control, system
@mastersthesis{堀田圭佑2010,
  author = {堀田 圭佑},
  title = {ソースコード修正時におけるコードクローンの影響に関する調査 - 複数の検出ツールを用いて -},
  school = {大阪大学},
  type = {Bachelor's Thesis},
  year = {2010},
  month = {feb}
}