楠本研究室

業績一覧

ホーム業績一覧

イメージレイヤの解析に基づくDockerfileの自動テスト生成手法の提案

イメージレイヤの解析に基づくDockerfileの自動テスト生成手法の提案
情報処理学会論文誌, vol.67, no.4 (2026)
概要: 軽量なコンテナ型仮想化用のプラットフォームとしてDockerが注目されている.DockerではDockerイメージの構築手順をDockerfileと呼ばれるテキストファイルに記述する.Dockerfileは専用の命令が記述された一種のソースコードであり,一般的なプログラミング言語と同様にテストを用いてその振る舞いを検証すべきである.Javaなどのソースコードに対しては,探索に基づいた全自動でのテスト生成手法が提案されている.しかし従来のテスト生成手法をDockerfileに適用することはできない.Dockerfileには分岐が存在せず,自動テスト生成の目的関数となる網羅率が意味をなさないためである.本研究では,処理手順ではなく処理結果に基づいてDockerfileのテストを自動生成する.提案手法ではDockerfile命令とDockerイメージのレイヤの解析に基づいて検証対象とするファイルやメタ情報を決定し,テストを生成する.評価実験の結果,開発者が作成したテストケースの最大8割以上をカバー可能であることを確認した.しかし,再現率と適合率の中央値が交差する箇所での再現率は0.4弱であり,依然として改善の余地がある. タグ: analysis, automated, dockerfiles, generation, image, layer, test
@article{後藤有希2026,
  author = {後藤 有希 and 柗本 真佑 and 楠本 真二},
  title = {イメージレイヤの解析に基づくDockerfileの自動テスト生成手法の提案},
  journal = {情報処理学会論文誌},
  volume = {67},
  number = {4},
  year = {2026},
  month = {apr}
}