楠本研究室

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実行経路の近似度を用いたテストケースの重み付けによるSBFLの精度向上

実行経路の近似度を用いたテストケースの重み付けによるSBFLの精度向上
電子情報通信学会技術研究報告, vol.121, no.318, pp.046-051 (2022)
概要: ソフトウェア開発において,デバッグ作業は多大なコストを要する.計算機によるデバッグ作業の支援によって,デバッグに要するコストの削減が期待される.デバッグ作業を支援する技術の1つに,自動欠陥限局と呼ばれる技術が存在する.近年盛んに研究されている自動欠陥限局の手法の1つに,Spectrum-Based Fault Localization(以降,SBFL)と呼ばれる手法が存在する.テストケースの実行経路から欠陥を含む行を予測する技術である.既存のSBFL手法ではテストケースに重要度という概念がなく全てのテストケースが等しく扱われているが,テストケースごとの重要度は異なると著者らは考えた.先行研究にて,実行経路の類似度に基づき重み付けを行う研究が行われていた.しかし,単に実行経路の類似度を比較するのみでは,精度があまり向上しないことが報告されている.そのため,提案手法では,ブロック化という手順を踏んだ後に類似度を比較する.ブロック化とは,ある行を実行するテストケースの集合が,その前後の行を実行するテストケースの集合と一致する場合に,それらの行を1つのブロックにまとめる処理である.ブロック化を行なった状態での重み付けにより,SBFLと差異が生じた欠陥を含む行の順位が最大17.05%向上することを確認した.
@inproceedings{吉岡遼2022,
  author = {吉岡 遼 and 肥後 芳樹 and 楠本 真ニ},
  title = {実行経路の近似度を用いたテストケースの重み付けによるSBFLの精度向上},
  booktitle = {電子情報通信学会技術研究報告},
  volume = {121},
  number = {318},
  pages = {046--051},
  year = {2022},
  month = {jan}
}